仕入れではなく『売る』という目線で
「利益率」と「回転率」を
考えてみたいと思います。
これは、オークションというより、
ネットショップなどの商品を並べて売る場合、
と言えるかも知れません。
リアルでもネットショップでも、
売る商品には商品の性格があります。
『客寄せの商品』と
『本当に売りたい商品』
という意味です。
ネットショップの方が、
話がし易いのネットショプを
事例として話します。
最近、以前のようには聞かなくなりましたが
「ロングテールの法則」はご存知でしょうか？
そうです。
『売れ筋 20％の商品が
売上げの80％を作っている』
というものですね。
しかし、ネットではこれが崩れて
『売れない 80％の商品が
上位 20％の売上げを上回る現象』
ということですね。
（その他諸説ありますが）
ただ、いずれの場合も
『上位 20％ が売れ筋』であるというのは、
間違いないことです。
一般的には
「利益率の高い商品」＝動きが少ない（回転率が悪い）
「回転率の高い商品」＝儲けが少ない（利益率が低い）
と考えられます。
とすると
売れ筋の上位 20％は
どちらの商品が良いですか？
ロングテールの80％は
どちらの商品が良いですか？
言わなくても、
当然の如くお分かりですね。
さらに「連れ売れ（ついで買い）」
ということがあります。
消費者がめちゃくちゃ
売れている商品を買う際に、
ついでに他の商品も
一緒に買うということですね。
「一つだけ買っても送料がもったいない」
「商品を見てたら他のモノもほしくなった」
とう感じで売れる訳です。
みなさんもありますよね？
私もあります。
これを狙って、利益がなくても
ワザと客寄せの商品を作って、
その他の利益の取れる商品も
一緒に買ってもらおうとする方法です。
言葉は悪いですが
「エサになる商品を用意する」ワケです。
そのエサになる商品は、
必然的に性格が決まります。
「回転率の高い商品」
＝儲けが少ない（利益率が低い）
こういうものでないと
お店にとってエサになりません。
ただ、このような商品ばかりだと、
利益を得られませんね。
そこで
「利益率の高い商品」
＝動きが少ない（回転率が悪い）
このような商品も用意して、
ついで買いを誘う訳です。
「回転率の高い商品」
＝儲けが少ない（利益率が低い）
ばかりだと利益が出ない
「利益率の高い商品」
＝動きが少ない（回転率が悪い）
ばかりだと売上げが伸びない
なので
両方の商品が必要になってくる訳です。
ただあくまでも一例とお考え下さいね。
こうではなく、
利益率が高くて良く売れる商品も、
世の中にはあります。
まぁそういうモノは、
なかなか見つからないので、
今回のような話を
参考にして頂ければと思います。
こうして考えると、
どちらか一方ではダメだ、
ということが分かりますよね。
なので仕入れの際には、
その商品はどっちの位置づけの商品なのかを、
考えておいた方が良いのです。
やみくもに売れそうだから仕入れ、
その結果論的に売上げが上がった、
売れなかったではなく
何事も戦略的に行きましょう！
コメントする