先日、Amazonの顧客対応を
担当してもらってる方から、
「メキシコとブラジルだけ
異様にトラブルが多いので、
その辺の国を発送国から除外しましょう」
という提案を受けました。
まあ確かに、この辺の国々は
トラブルが多いイメージですし、
それで返金とかが多発しているならば、
除外したほうが利益が大きくなる
ということもありえます。
担当の方的には、
「どう考えても赤字になっているだろう」
というテンションでしたし。
ということで、
「実際にどの国宛に
どの程度トラブルがあるのか?」
というのを計測してみました。
Amazonの場合は、国ごとに
発送除外することはできませんので、
上記のような国を除外するとならば、
「北米、アジア、ヨーロッパ以外の国」
をまとめて消すことになります。
で…
この国々の取引全体のうち、
トラブル(返金か、それ系の何か)の
あった取引は、わずか7%ほどだったのです。
最悪、全額返金したところで、
「仕入れ値+送料+人件費」
がマイナスされるだけですので…
僕の場合、利益率が
20%程度であることを考えると、
全く、その国々を除外することに
メリットはありません。
やっぱり、人間、悪いことばかり
目に付きやすいもので…
実際に数字にしてみると、
「割に合わないのでは?」
と思われていた国も、
確実に利益に結びついていたわけです。
この辺の検証を怠って除外してしまうと、
丸々損することになっちゃいますね。
なんで、Amazon輸出をやってる場合は、
基本的に全世界に発送したほうがいい!
ということになります。
数字での検証の大切さを
思い出した出来事でした。
ちなみに…
eBayの場合は、
国ごとに除外が可能ですから、
特にトラブル率の高い国を除外すれば、
一応プラスにはなりますが…
ほとんど取引のない国なので、
やってもやらなくても
一緒のような気がします。
データとしても信頼性が薄いですしね。
コメントする