伊藤です。

「カルチャーギャップ」ってご存知ですか?

これは中国輸入をやる上で
絶対に理解しておく必要があります。

僕も毎日エンドユーザーや現地パートナー、代行業者、
ショップ、工場など様々なポストと話をしています。

一番多いのは「現地パートナー」が多いです。
ついついイライラしてしまい、
昔はよく「まだ商品届かないのか?!」
「発送はまだか?!」「ちゃんと検品してんのか?!」と怒鳴っていたわけです。

しかし、その頃は言えば言うほどサービスも悪くなるし、
連絡も取れなくなるし・・・の繰り返しでした。

そうなってしまう一番の原因は
僕が中国の文化をよく理解していなかったことです。

「国が変われば文化が変わる」
これは何度も言ってきたことなのですが
中国輸入をするうえで必ず理解しておく必要があります。

例えばクレーム処理の感覚の違いも
日本と中国では違います。

商品の製造でミスやトラブルがあった時、
日本企業は
「すぐに商品を作りなおす、損害を補填する」
などの対応をしてくれますが、中国では
「次回の取引で値引きをする、次回はちゃんと作る」
というように、
クレームを持ち越してしまうことがあります。

日本では非常識に思えることであっても
中国ではそれが普通の事というのはよくあることです。

ですから、相手の話をしっかりと聞き
まず文化を理解する事からはじめ、
次に相手の事情も汲むように話す事を心がける、

そして実際に現地に行き
自分の目でみて現場を把握することで
何をどのように改善したらいいのかも
分かるようになっていきます。

ついつい、日本人はこちらの文化を
相手に押し付ける傾向がありますが、
中国輸入は貿易ビジネスです。

相手の立場を考えず相手に要求ばかりするのは
大きくマイナスになりますから
気をつけてみてくださいね。

P.S.
最近、
中国元のデザインが新しく変わるかもしれないと
中国で噂になっているようですね。

本当に変わるかは別として
もしお札のデザインが変わるとしたら
政府にとって3つのメリットがあると思います。

1つ目は、
偽札が横行している現行の紙幣を淘汰することで
政府が流通量の実態を把握することができる。

2つ目は、
時代遅れとなった現行紙幣に
最新の偽造対策技術を導入することで、
元に対する信用力を向上させる事ができる。

3つ目は
シャドーバンキング問題。
現在大きく問題となっているのは運用失敗を隠すため
ペーパーカンパニーを幾つも作るという手法の
シャドーバンキングが注目されていますが
それら以外にも、違法換金屋のシャドーバンキングも
問題視されています。

というのも、中国の銀行の周りには
いつもたむろしているおばちゃんがいます。

そのおばちゃんに
「換金したいんだけど、良いレートでお願いできない?」
と声をかけると、別の場所に連れて行かれて
銀行より格段に安いレートで交換してくれます。

この仕組みは中国には貿易している会社が沢山あり、
そこで余っている外国通貨をディーラーが安くで買取り
一般顧客の通貨と交換するという仕組みです。

これだと会社には
あまりメリットがないように思えますが、
実際は裏金を作ったり税金を逃れたりと、
様々な犯罪の温床となっています。

仕入代行会社の中でも、
最近為替手数料0円を謳う会社が増えていますが
シャドーバンキングを使っているのだと思います。

もし銀行で交換しているとしたら0円では
割りにあいませんからね。

今後、こういった所にも規制が入ってくるとなると、
為替手数料があがったり何かしらの影響があるかと思います。

まぁ、もし本当に元のデザインが変わるとしたら??
の話ですが、、、
信じる信じないはあなた次第です(笑)

誰でもできる中国輸入で永続的に結果を出し続ける方法