中国輸入のライバルは中国人 前編
からの続きです

前回は、
中国輸入で儲けるパターンについて
大まかに説明していました。

今回はそこまでの話を踏まえた上で、
中国輸入で起こっている変化について
語っていきます。

―――――

さて、ここへ来てもっと
恐ろしい事が起きています。

次は、僕の姉が扱っている
商品におこった出来事です。

姉はある商品を880円で
amazonFBA販売していました。

仕入れ先はeBayで仕入れ値は
送料込みの1ドルです。

これは写真もネーミングも僕が
一から作業して姉に譲った商品です。

とても愛着のある商品でした。

毎日1個から5個ほど売れる
ありがたい商品でした。

しかし、参入者が現れました。

その参入者は姉よりも安い
860円でFBA販売を始めました。

その参入者の在庫を調べてみると
わずか5個だけでした。

そこまでなら特に
問題は無かったのですが、

しばらくして
第2の参入者が現れました。

その参入者はFBAではなく
自家発送だったのですが、

送料込みで800円で
販売を始めました。

その参入者の在庫を見てみると
「999」つまり無限に保有しています。

その参入者の発想元はなんと中国。
・・・・そうです。

中国から直接日本の市場に
販売を始めたのです。

もともとeBayで販売しても
商品は中国からの発送です。

中国人からすればアメリカ市場では
1ドルでしか売れない物を
日本では約6.7ドルで売れるのです。

しかもアメリカ人へ売るよりも
日本へ送る方が送料も安いです。

・・・「中国輸入は終わる」
そう思いました。

今後、日本のヤフオクやamazonで
販売されていた中国商品の大半は

中国人セラーに取って
替わられることでしょう。

これまで日本人が
高い輸送コストをかけて
せっせと輸入していた商品は

中国人が気軽に自分たちで
販売するようになるでしょう。

日本AmazonにFBA納品してくる
中国人セラーもどんどん
現れてくるでしょう。

中国人相手に日本Amazonへの
FBA代行を始める日本人すら
出てくることでしょう。
(もういるのかも)

中国人が自ら直接売れば、
タオパオではなくアリババなど
市場直接買い付けてさらに安く
仕入れることが出来ます。

さくら代行、タオパオ新幹線などの
輸入代行業者も不要です。

そういえばこういった輸入代行業者も
潰れるところが出てくるでしょう。

「アメリカで起きていることは
何年かすれば日本でも起こる。」

昔からいろんな経済事象について
そう言われてきましたが、

eBayで起きていたことが
日本のヤフオクとamazonで起きました。

この流れは始まったばかりですから
これからどんどん顕著になります。

現在、中国輸入で生計を立てている方は
早急に対策が必要です。

今までと同じ方法はもう通用しません。

先に挙げた愛着のある商品は
残念ですがあきらめるほか
仕方がありません。

中国輸入の次は何が来ると思いますか?

誰もやっていないことを狙うなら
「中国輸出」でしょうか。

中国の富裕層向けにメイドインジャパンを
輸出するのがおもしろいと思います。

中国輸出ならアメリカ人や
ヨーロッパ人と比べて有利です。

EMSもアジアなので安いですし
我々は漢字文化です。

周りに中国人はたくさんいるはずですから
通訳兼スタッフとして雇いましょう。

ヤマト運輸も進出して中国の宅配事情は
これからどんどん近代化していきます。

苦労してアメリカやヨーロッパで
売るよりもよほど儲かるのでは
ないでしょうか?

早い者勝ちの予感がします。

もう誰かが
始めているかもしれませんね。

このネットビジネスも流れが速いです。
柔軟に対応していきたいと思います。

副業貿易家