こんにちは、武藤です。

Amazon輸出の送料で意外と勘違いをしやすいのが、
販売手数料の仕組みです。

日本から海外のお客様に商品を発送する際に
100ドルの商品を20ドルの送料で販売したとします。

この場合、お客様が支払う総額は120ドルとなります。
販売手数料は一体いくらになるのか?

答えは100ドルに対して15%の15ドル。
ではなく、120ドルに対して15%の18ドルが正解です。

販売手数料はカテゴリーによってまちまちですが
送料に対してもなんと手数料がかかるんです。
商品価格だけならまだしもちょっと腑に落ちないですよね。

日本のアマゾンでは配送料手数料と表示されますが、
米国の場合はVariable closing feeとして請求されます。

そんなことから、お客様に見せる価格に
送料を含めても含めなかったとしても
手数料には違いが生じないんですね。

一方でFBAの場合はよりシンプルです。
お客様が負担された送料は、
全額Amazonが補償します。

その分、関税等しっかり支払うことにはなります。

P.S

米国AmazonのFBAセンターに在庫を置くと
Amazon以外で販売をした商品の発送が可能です。

このサービスをAmazonでは
マルチチャネルフルフィルメント(MCF)と呼びます。

例えば、eBayやShopifyで売れた商品を
AmazonのFBAセンターから発送できます。

当社でもeBay等と連携をさせて
自動で出荷を行っています。

このMCFで唯一問題だったのが、
注文は受けたけど入金待ちのケースです。

つまり、商品は抑えておきたいけど、
発送はまだ行わないでほしいというケースです。

そんなケースにもついに対応が行われました。
MCFを利用してFBA在庫を発送する場合、
即時発送指示と2週間の取り置きが可能となりました。

2週間以内に取り置きを解除すれば発送をスタート。
2週間を経過すれば再び在庫に戻るようです。
なんか実店舗みたいな柔軟性ですね。

米国では送金をしても
着金に3営業日程度かかるケースもあります。

着金待ちだけど商品は抑えておきたい、
そんな場合に活用できそうな機能ですね。

ノマドエクスポーター アマゾン海外販売編