こんにちは、武藤です。

海外向けに販売する商品の粗利は
ほんとうに様々です。

1点あたりの収益が5千円という商品もあれば、
500円という商品もあります。

利益額の小さな商品でも捨てがたいのは
数多く売れるケースもあるためです。

例え1点あたりの利益が500円でも
月に100点なら粗利の総額は5万円となります。

商品単価にもよりますが
数多く売れる商品は卸仕入を検討します。

海外販売をはじめた当初は
ただ単に商品を卸してくれさえすればよかったのですが、
最近では仕入れる金額に応じて使い分けを行っています。

当社がお付き合いをさせて頂いている
卸の会社は主に3種類あります。

1.大手インターネット卸
2.街の専門卸
3.業界の老舗卸

一番敷居が低く感じるのは
インターネットで注文が可能な卸です。

特定の商品カテゴリーに特化していたり
何でも取り扱っていたり様々です。

見かけは一般的なネットショップですが、
卸価格は卸会員だけが見れるようになっています。

こうしたネット卸のメリットは、
ロットを気にせず注文が可能で、
納期までのスピードが比較的早いことです。

ただ、デメリットとしては利便性が高い分
卸値は若干高いケースもあります。

中にはAmazonのほうが安いといったケースも。

また、決済については
前払いや代引きが多いのが残念な点です。
次が問屋街の卸問屋さんです。

ホームページは簡素な所が多く、
商品の注文はメールや電話・Faxで行います。

すべて在庫があるわけではありませんが、
人気商品は予約もしくは取り寄せで確保してくれます。
私が良く利用させていただく卸はこの形態です。

なにより決済条件に
融通が効くことがメリットです。

Paypalが利用できたり末締めの翌月、
翌々月末支払いが利用できる場合もあります。

メーカー取り寄せなどでは、
1週間ほど時間がかかることもありますが、
早め早めに注文すれば、さほどラグは気になりません。

最後が業界の老舗もしくは最大手の卸です。

他の卸業者に販売をしていたり
ネット卸では手に入らないメーカー扱いがあったりします。
私がちょっと敷居が高いと感じるのがこの業態です。

支払い条件については末締めの翌月末が一般的ですが、
取引を行う際に保証金を求められるケースもあります。

取引に際しては審査がある場合があったり、
保証金を求められるケースもあります。

とはいえ、物流センターを抱えていて
スピード感がある場合もあり非常に重宝しています。

あと、よく同業の方から聞かれるが
「卸はいくらぐらいから取引ができるか?」
という質問です。

この最低取引金額については
卸さんから聞かれたことはほとんどありません。

逆に買掛が数百万円単位と大きくなってきますと、
保証金等の相談をされることもあります。

それぞれ一長一短があるので
取り扱う商品や金額に応じてお付き合いしたいですね。

ノマドエクスポーター アマゾン海外販売編