コロンビア、チリ、メキシコの消費者がeBayで買い物した場合、
年会費49ドルでアメリカから発送される商品の送料が無料になる
プログラムがある。

Amazon.comのプライム会員に似たeBay365という制度だ。
これはeBayの中南米での売上を促進するための動きの一環だ。

eBayはまずチリで4月にこの制度をスタートさせ、
5月のコロンビア、6月のメキシコと続いた。

3ヶ月経った現在、チリではすでにeBay予想の2倍の売上を達成した、
とeBayはinternet RETAILERに語った。

このプログラムは、中南米では手に入りにくいアメリカの商品を
購入した消費者にとってはもちろん、
これらの送料無料地域に活躍の場を広げたい売り手にとっても
耳寄りな話だ。

この3か国からオーダーがあった場合、
売り手は商品をアメリカ内の倉庫に送るだけでいい。
あとは地域別の配送業者がすべてやってくれる。

配送コストを引き下げるために、多数のオーダーが一回分にまとめられ、
毎日3カ国に送られるという。商品には追跡番号がつく。
関税は含まれていないため、これは購入客が支払う。

コロンビアでは、eBayと提携しているローカルショップで
荷物を受け取ることもできるという。

eBayは5月に、中南米に特化したウェブ・モバイルサイトを立ち上げた。
ここでは18カ国が、スペイン語とポルトガル語で、
かつ自国の通貨で買い物ができる。

eBayは他にも、モバイルアプリのポルトガル版を5月に立ち上げた。
スペイン語版はそれ以前に存在していた。

また、ブラジルの消費者が地元の銀行や郵便局、
ATMなどでPayPalへの振込みができるよう、
Boleto Bancárioという地元サービスと提携した。
これは、中南米消費者が今のところPayPalでの支払いしかできないためだ。

現金主義、また自国でしか通用しないクレジットカードホルダーが多い
ブラジルにあって、この方法は非常に歓迎されている。

internet RETAILERより引用
http://www.internetretailer.com/2014/07/30/ebay-launches-shipping-subscription-program-latin-america