ザ・タイムズ・オブ・インディア紙によると、
Amazonは既にインド国内での
コカコーラ・ゼロの注文受付を始めており、
10月中旬より配達を開始するという。

また、今後マーケットプレイスで取り扱う飲食品も
100品目に広げるとしているが、
配送に熟知している人物がいるのだろうかとの疑問も投げかけている。

・最終目標は生鮮食品
Amazonは2007年に米国でAmazonFreshのブランドで
生鮮食品の配達を始めている。
そして今年初め、インドでの業務を立ち上げた。

同紙によると、10月中旬頃にはインドの食品業者への
アプローチに関し何等かの発表があるという。
また、「Amazonは最終的に生鮮食品をインドに持ち込むつもりだ」
という匿名の情報も加えている。

インドの小売市場で食料雑貨店は全体の60-70%を占める。
その多くは「kirana (キラナ)」と呼ばれる家族経営か
Big Bazarのような大きなチェーン店だ。
しかし、大型店舗は未だ従来の形を残す市場で
居場所を探している状態だ。

インドでのeコマースによる食料雑貨の売上は
たった23億ドル(約2500億円)だ。
とはいえ、アナリストは今後、インターネット、
特に携帯を用いてのアクセスが増加することから
eコマースは顕著な成長を見せると予測している。

さらに、高い賃料や崩壊している情報インフラ、
サプライチェーンとの戦いに四苦八苦している
小売業者にとってもeコマースは魅力的だ。

・オンライン食料雑貨上昇中
ここ数年、BigBasketやLocalBanya、ZopNow、
EkStopといった多くの食料雑貨サイトが出現している。
しかしそれらの多くはkirana(家族経営)形態を維持しており、
事業範囲も一都市内もしくはその近隣にとどまっている。

小売業コンサルタントのTechnopakによると、
オンライン食料雑貨の小売業市場は都市部や
大きな町では25~30%の成長を見せているという。

同社の小売業と消費財の
アソシエイト・バイスプレジデントのPragya Singh氏は、
「都市部では時間に余裕がない人が多い。
そういった現状がオンライン食料雑貨店の成長を促している。
扱う商品の大部分は標準的なものであり、
言うならば感触をあまり必要としないアパレル製品などだ。
だからネット販売でも何ら問題はなく便利なのだ。」
とインタビューで述べている。

FOOD navigator-asia.comより引用
http://www.foodnavigator-asia.com/Business/Sources-Amazon-might-enter-India-s-grocery-market-later-this-month?utm_source=copyright&utm_medium=OnSite&utm_campaign=copyright