楽天と日本郵便が提携し、
新たな荷物引取りサービスを開始することが発表された。

4月9日から、主要駅や主要住宅街、オフィス街など
便利なロケーションにある東京都内の25局の郵便局に、
「楽天市場」商品の専用引取りロッカーを設置する。

平日日中に自宅で注文商品を受け取ることが難しい単身者世帯や、
共働き世帯に便利なサービスだ。

また一方で、何度も再配達をすることで
日本郵便側に生じるコストも抑えられるとみられ、
両社にとって一石二鳥のサービスだ。

このロッカーサービスの名称は「はこぽす」。
はこぽすを利用するには、楽天市場上のはこぽす対応店舗で、
ロッカーが設置されている25局の郵便局から1局を指定。

すると荷物がその局のロッカーに配送され、
配送後に顧客にロッカー開錠のための暗証番号を伝える。
顧客は指定した局に出向き、暗証番号をロッカーに入力し、
荷物を受け取れる。

対象となるのは以下の条件を満たした荷物のみ。

・ゆうパック利用の荷物であること

・3辺の合計サイズが100センチ以内

・重さ30キロ以内

また、代金引換、冷蔵・冷凍、着払いなどの
オプション付き荷物は利用不可だ。

はこぽすサービスを提供する25局のうち、
東京23区内の20局では24時間の受け取りが可能。
それ以外の5局では、土日や休前日の受け取りは不可。

配送料は自宅配送と同額。商品の保管は原則として3日間。

はこぽす対応郵便局は次のリンクでチェック。
http://corp.rakuten.co.jp/news/press/2015/0406_02.html

現在のところ、はこぽすオプションに対応しているのは
楽天市場の300店舗。

楽天としては、さらに対応店舗を増やしていきたい構えで、
楽天の三木谷社長は

「はこぽすは革新的な配達サービス。
利用したいという出店者も多いので、
店舗を順次拡大する」と意気込む。

店舗がはこぽすオプションに対応するには、
配送オプションに日本郵便のゆうパックがあるだけで良い。

はこぽす利用のために特に何かを追加しなければならない、
ということはないので、業者側としても開始しやすいサービスだ。

当面は10月までの試験的なサービスという位置づけだ。
もし好評であれば、東京以外の都市部にも
サービスを拡大していく構え。

さらに日本郵便の高橋社長は、
ニーズが高ければ他事業者との連携も検討したいとしている。

さらに両社は、冷凍・冷蔵商品にも対応できる
はこぽすの開発も視野に入れている。

「ネットショップ担当者フォーラム」より引用
https://netshop.impress.co.jp/node/1499