今月、イギリスで郵便事業を営む
国有の株式会社である
ロイヤルメールグループが
アリババのTmallグローバル・マーケットに
店舗をオープンさせ、
イギリスブランドの通関業務や
郵送業務といった業務を処理することを計画している。

Tmallのロイヤルメール・ストアは
自転車ブランドのブロンプトン(Brompton)といった
イギリス企業独特の商品を販売する予定だ。

ロイヤルメールが中国の
eコマースサイトでのプロモーションや
地元顧客へのカスタマーサービス、
関税や郵送といった業務処理を行うことにより
この店舗をオープンさせることで
イギリス企業が中国のオンライン消費者に
より販売が行い易くなるだろうと
ロイヤルメールは考えている。

「オンラインショッピングや
小売業者と消費者間の繋がりを容易にすることで
中国とイギリスとの持続的な取引を
生み出す重要なチャネルを作りだせる。」と
ロイヤルメールは話している。

アリババグループ会長のジャック・マ氏と
イギリスのデーヴィッド・キャメロン首相は
アリババが所有するTmall.comの
中国顧客に対するイギリス商品の販売を
共同で推進していくことで
1年前に契約を結んでいる。

その後、ASOSやTopshop、バーバリーやダイソン
といった多くのイギリスブランドが
eコマースを通して中国に参入している。

アリババによると
130以上のイギリス企業が現在
Tmallで商品を販売している。

イギリスのロイヤルファミリーも
中国オンライン消費者に
イギリス製品を販売することに協力的だ。
アリババは、2014年に中国で最も売れた
イギリスのヘアブラシブランド
タングルティーザー(TANGLE TEEZER)の
売上効果にキャサリン妃が一役買っていると話す。

2014年に、同社が中国消費者に対しキャサリン妃が
この商品を愛用していることを宣伝すると
約70,000もの商品を売り上げた。

「高所得者向けのTmall.comで
販売する前の年と比較して
2014年はイギリス製商品の販売が97%増加した。
10年から20年後には
中国の中流階級者数が2億人を超えるだろう。

ヨーロッパには高品質で
クリエイティブな商品がある。
中国はヨーロッパを必要とし
ヨーロッパは中国を必要としている」とマ会長は述べている。

internet retailerより引用
https://www.internetretailer.com/2015/03/10/royal-mail-plans-help-uk-retailers-sell-chinas-tmall