ちょくちょく質問がくるテーマです。
輸入ビジネス関連の法律について。
1回の記事では書ききれないので、
何回かに分けて書いていきます。
僕の場合ですが、
前職が生活雑貨の商社
というかメーカーにおり、
開発部門におりましたので、
一般的な輸入ビジネスプレイヤーよりは
詳しいと思います。
(バッグとか食器とかを
コンテナで輸入してました。)
ですが・・・そこまでマニア的な
内容は興味がないと思いますので、
家庭用品品質表示法と
知的財産権関連については省きます。
(欧米輸入ですとそんなに
関わって来ないと思いますので・・・)
それ以外で
比較的関わってきそうな
法律について何回かに分けて
お伝えしていきます。
■ 電気用品安全法
この法律名称よりもPSEマークという
単語の方が有名かもしれません。
凄く簡潔に言いますと、
コンセントに差し込む商品は、
PSEマークが付いていなくてはいけない。
PSEという基準をクリアーした
安全な商品という表示がない商品は
売ってはいけないという法律です。
USBとか電池は対象外です。
以前、ホームセンターの
コーナンがPSEマークの表示を偽装して
ニュースになっておりました。
このPSEマークですが、
製品に表示をつけるには、
かなりの手間がかかります。
転売レベルでは割に合いません。
かなり昔の話ですが、
ドライヤーを開発した際に
PSEマークを取得しましたが、
検査費用で30万円は超えたと思います。
しかも時間も凄くかかりました。
ということなので、
一般的には
並行輸入品+コンセントを使う商品
は扱ってはいけませんし、
取得に向けてがんばるのも
リスキーです。
では扱った場合の罰則や
どのようなリスクがあるかと言いますと、
結構グレーです。
ガンガン売っている人が
いるのも事実ですし(特にヤフオク)、
アメリカの電圧と日本の電圧は
異なりますが、大抵使えます。
通関で止められたという話も
あんまり聞きません。
ですが・・・
僕は扱っておりませんし、
オススメはしません。
大丈夫だとは思いますが、
コンセントが契機で火事になったら、
洒落になりません。
次の法律。
■ 消費生活用品安全法
先程はPSEマークでしたが、
こちらはPSCマークが必要な商品です。
色々な商材が該当するのですが、
輸入品で該当しそうなのは、
・乗車用ヘルメット
・レーザーポインター
・ライター
でしょうか。
特にレーザーポインターは要注意です。
よく扱っている人を見かけます。
他にもベビーベッドや圧力鍋、
登山用ロープなどの
消費者の身体に危害を及ぼす恐れが
多い商品が該当してます。
他の法律に関しては
以降に持ち越したいと思いますから、
次回へ続きます
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