サイモン・シネック氏のプレゼンのテーマは、
周囲を動かすリーダーシップについて。
人を突き動かすのは「なぜ?」「どうやって?」「何を?」の3つの概念です。
このうち、自分が何をしているかは誰もが理解しており、
一部の人はどうやって自分を売り込むのか
(自身のセールスポイントや固有プロセス)もわかっています。
しかし、「なぜやるのか」を理解して行動している人は非常に少ないのです。
このなぜとは追い求める利益ではなく、
自身の信念であり、夢でもあります。
世界で爆発的にヒットしたappleのマーケティングを見ても、
また、かの有名なキング牧師の演説を見てもそれは明らかです。
多くの人を惹きつける人はまず自分の信念を語ります。
そして、自分の信念や夢に賛同して動いてくれる人の心を掴むのです。
自分に賛同する人が増えれば
それだけ多くの人に自分の考えが伝わることになります。
マーケティングや演説で大事なのは
すべての人にわかりやすく売り込むことではなく、
率先して動いてくれる人をいかに惹きつけ、
離さないかということなのです。
キング師は「私は信じている 信じている 信じている」とただ言い続けました。
それが真夏のワシントン通りに25万人もの聴衆を集める結果となったのです。
多くの人はまずできることや能力・機能を語り、自分や商品をセールスします。
しかし、それでは本当に人を動かすことはできません。
なぜ自分がそうするのか、
その原動力となる信念や夢を示せる人に人は惹かれ、突き動かされる
シネック氏はリーダーシップのあり方をそう語っています。
それにしても、シネック氏のプレゼンテーションは見事。
聴衆をうまく惹きつけるプレゼンテーション術も必見です。
TED Ideas worth spreading*より引用
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