ケン・ロビンソンのプレゼンテーションのテーマは、創造性です。
子供は独創的で、無限の可能性を秘めています。
時に、子供の言動にはっとさせられることがありますよね。

しかし、この子供の独創性や可能性を奪うのが「学校教育」である、
ロビンソン氏はそう提言しています。

先進国では今は大学に通うのは当たり前になっており、
皆が似たような教育を受けています。
学力があることが最も良いとされ、
アーティスティックな独創性は隅に追いやられてしまいます。

その結果、子供の独創性は失われてしまい、
多くの人間が自分の才能を伸ばすことができず埋もれてしまうのです。

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現在の教育では、理系→文系→芸術系……なんていう具合に
学ぶべき科目にも優先順位が付けられていますが、
これでは芸術的な才能を見つけ、それを伸ばすことは不可能です。

そして、学校の学習についていけない子は
自分の才能に気付くことができず、自信だけを失っていくのです。

子供たちの未来は、わたしたちの希望です。
今のままの教育で子供たちの創造力や独創性を奪うのではなく、
子供たちが未来を創造するためにはまず、
「あるがままに」育てることを考えてみなければなりません。

自分の受けてきた教育やこれからの教育について一石を投じるこのプレゼン、
ロビンソン氏のユーモラスな語り口とと観客の反応にも注目です。

TED Ideas worth spreading*より引用