LINEは10月9日、EC企業が利用できる決済サービス「LINE Pay」や、
LINEユーザーと連携したCRM機能「LINEビジネス コネクト」を発表した。

◆手数料は業界最安値、LINEの決済機能を通販サイトへ
LINE新サービス発表会
新たな決済サービス「LINE Pay」は2014年冬から提供開始。
LINEのオンライン決済機能を、提携する通販サイトなどに提供する。

「決済手数料は事業者にとっても低くし、最安値となる見通し」
(LINEの出澤剛COO)。

LINEでつながっている複数の友人で購入費用を分け合うこともできる。

セキュリティは2段階認証を導入。
iPhone 5s以降搭載の指紋認証「Touch ID」でのパスワード照会他、
パソコン利用の際は個人のスマートフォン側で認証するまで決済完了しない。

クレジットカード以外に、
事前に指定銀行口座に10万円までチャージして決済することもできる。

今年秋以降、
LINEからタクシーを呼び「LINE Pay」で決済できる「LINE TAXI」や、
フード宅配サービスのオンデマンドECでの運用を先行的に始める。

◆LINEアカウントと連携、各ユーザーに最適化したメッセージを配信

API経由で提供されたLINEのメッセージ送受信機能を
自社のCRM(顧客管理)システムで活用できる「LINEビジネスコネクト」。

企業の顧客データベースとLINEアカウントを連携し、
個別のユーザーごとに最適化したメッセージ配信ができる。
LINE新サービス発表会
「CRM機能から社会インフラへと進化させるもので、
購買履歴に応じたメッセージが送付できるようになる」
(田端信太郎上級執行役員)。

使用にはLINE公式アカウント(4週間で800万円~)の利用が必須。

LINE 公式アカウントの友達数の平均は約360万人。

同社調査によると、公式アカウントからの好ましいメッセージは
「割引率の高いクーポン」が82%、「LINE限定の情報」が46.6%。

EC企業はこれらの情報をLINE配信することで販促効果アップがねらえる。

サービス導入に当たっては新たなシステム開発が必要。
そこで「LINE ビジネスコネクト パートナープログラム」を開設。

同サービスに対応したソリューションを持つ企業を対象に
システム開発負担の軽減などを図り、活用を促進する。

第1弾として、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ、株式会社オプト、
株式会社サイバーエージェントなど9社をパートナーとして認定している。

「ネットショップ担当者フォーラム」より引用
https://netshop.impress.co.jp/node/743