中国がモバイルeコマースビジネスでアメリカをしのぐ勢いだ。
イギリスのグローバルマーケティングおよび技術振興機構
DigitasLBIは、2014年2月2日から3月28日に、
12カ国の成人1000のWebユーザーを対象に調査を行った。

この結果をまとめた報告書によると、
世界で最も人口の多い中国では、オンラインショッピングにおいて
モバイル機器を使ったユーザーが増加しているという。

タブレットがカウントされているにせよ、
中国のオンラインショッピング利用者の4分の3は
モバイル機器利用者であるという。
その割合は、イギリスとドイツの50%、
アメリカの40%を上回っている。

DigitasLBIのモバイル分野のリーダーChia Chen氏は、
中国のモバイル関連のショッピングを活発化しているのは、
モバイル機器の方がパソコンよりアクセスしやすいからだ、
と分析している。

eMarketerは、2016年からアメリカでの規模を上回る
モバイルeコマースビジネスプロジェクトを中国で開始する。

世界的に、購買者は購入前に
オンラインで商品やサービスを調べる傾向がある。
これは、世界中どこでも10人のうち9人の割合でそうしている。

中国では84%、スウェーデンでは88%、
アメリカでは3分の2の購買者がオンラインで事前調査している。

この際に、重要なキーポイントとなるのは価格であると
3分の2が答えている。
価格差が重要と答えた中の88%が、
5%から10%未満の価格差が購買を左右すると答えている。

実店舗でスマートフォンを使って商品調査をするのは、
アメリカでは80%なのに対し、中国では95%に上る。

また、オンラインショッピングに対する
ソーシャルメディアの影響は、
国によって異なることが判明した。

ソーシャルネットワークユーザーの45%が、
ソーシャルメディア上で話題になっている、
または評価の高いブランドから
より多くの製品を購入すると答えている。

中国では、その数字は80%に上るが、
アメリカ、イタリア、イギリスでは40%程度である。

Media Postより引用
http://www.mediapost.com/publications/article/222888/china-surpasses-us-in-mobile-commerce.html