こんにちは、武藤です。
今回はFBAに関するお話です。

商品をAmazonに預ける際に、
バーコードラベルを貼らずに納品をするサービスがあります。

日本では混合在庫サービスと呼ばれていて、
米国では「Stickerless Commingled Inventory」と
呼ばれています。

すべてのセラーの商品をまとめて管理して、
売れる度にいずれかのセラーの商品が発送されます。

Amazonにラベルを貼り付けてもらうサービスとは違い、
これらの商品にはラベルが不要です。

私もこのサービスを以前利用していました。
そして、2回の致命的なトラブルを経験しました。

それは、中身がクシャクシャの商品と、
正規品とは箱が異なり粗悪な商品が発送されたのです。
いずれも納品時には全く問題がなかった商品です。

なぜこんなことが起こったのかというと、
様々なセラーが送った商品が混ざっているので
自分は問題のない商品を納品しても
他のセラーの同一商品が発送されることがあるからです。

これはマイナーな問題なのかと思っていたら、
こんな話を聞きました。

eBayで世界25位、Amazonで15位であった
メディア系商品セラーのKevin Harmonさん。

ピーク時には1日に5,000アイテムを
発送されていたそうです。

累計17万点の商品をAmazonで販売した頃、
彼は突然Amazonにアカウントを剥奪されました。
原因は1点のニセモノを販売した疑いです。

55,000商品をFBAに預けていた彼は
困り果ててしまったそうです。

自社に返送するには275万円が、
破棄を依頼するには82万円がかかります。

しかも彼はニセモノの商品を販売した疑いで
訴えられてしまったのです。

原因を調べてみるとどうやら
混合在庫サービスが問題でした。

他のセラーが納品したニセモノが
Kevinさんの商品として発送されてしまったのです。

こんなエピソードからも分かるように、
混合在庫サービスにはリスクがあります。

Inventory SettingsをDisableにすることを
オススメします。

ノマドエクスポーター アマゾン海外販売編