eBayにとってmコマースは重要度を増していることが、
同社役員のインタビューでわかった。
eBayの40%以上の取引きのいずれかの段階
(品定め、購入、決済)にモバイル端末が関わっている。

最近は特に、携帯端末のみで頻繁にeBayを利用する
新しい種類のショッパーが増えてきている。
2014年第2四半期、eBayを初めて訪れた消費者は660万人もいた。

同四半期だけでeBayのモバイルアプリは2千万回ダウンロードされ、
通算で2億6千万回を記録した。

同期のモバイル部門の総売上げは年率68%増加、
英国はeBayにとって1秒に1商品が携帯端末で購入される
主要モバイル市場になった。

eBayモバイル部門の世界全体の売上げは
2013年200億ドル(2万億円)に達した。

eBayから小売り業者へのアドバイスは、
高品質の携帯端末用のサイトを用意すること。
スマホユーザーがどのように買い物をするかを見定め、
使いやすさをはかることだ。

具体的には写真の質を高め、数をふやすこと。
イラストなどの図も写真の質と同等にし、
商品についての説明書きも充実させる。

同社がモバイルショッパーに注目するのは、
取引きの4割以上が携帯端末経由で行われ、
ここ数ヶ月の激増度を見ると、
既に半数になったとも予想できるためだ。

以下、インタビューに答えた
eBay国際モバイル商品部長Jonathan Gabbai氏の言葉だ。

「ここ数年スマホの利用が進みショッピングの形が変わった。
今日の買い物はマルチスクリーン体験。
例えば家でタブレットを使って品定めし、
別の場所でスマホでさらに調べてから購入、
実店舗に商品を取りに行くなどだ。」

「今時のショッパーは便利さとスピード、
選択肢の多さを求めている。
いつどこでもどの機械でも買い物をしたい。
便利さはショッピングでとりわけ重要になり、
小売り業者間の競争の勝ち負けをも左右する。
賢い業者はスマホ、タブレットなどそれぞれの端末にあった
使いやすいサイトを作り、
ユーザーがすべてを合わせて使えるように
取りはからっている。」

「消費者ニーズを確実にとらえる方法として、
ショッパーの便宜を図ることを第一に考えよ。
体に着用できる端末の人気が高まっているのはその証拠だ。
(声によるコマンドをふやし)クリックするという行為を
減らす、あるいはゼロにする試みのひとつだ」。

モバイルはeBayにとって一大事。
一過性のブームとあなどるセラーは
大きな危険を冒すことになる。

tamebay.comより引用
http://tamebay.com/2014/07/mobile-shopping-40-of-ebay.html