中国の消費者は、2014年に9290億元(約18兆円)を
スマホやタブレットなどのモバイル機器上で消費した。
これは2013年の2740億元からすると239%のアップだ。
2014年の中国オンラインショッピング全体の成長が、
49.8%増の2.8兆元に留まったことを考えると、
モバイル売り上げの伸びには目を見張るものがある。
北京拠点のeコマース分析会社、iResearchの調べによるものだ。
iResearchは、mコマースの成長の理由を、
モバイル機器所持数の増加と、eコマース業者が
モバイルショッパーにより良いサービスを提供しはじめたためだ、
と分析している。
iResearchはさらに、モバイルショッピングは2018年までに
4倍以上の4.5兆元規模の売上まで成長する、と予測している。
モバイル機器からの購入は、2014年の中国でのオンライン売上の
33%に達した。2013年にはその割合は14.5%だった。
すでに中国eコマースを牽引する業者たちが、
モバイルからの購入が売上の大部分を占めている、と語っている。
たとえば、Vipshopは2014年の第4四半期、
モバイル機器からの購入が66%に達したと発表している。
中国eコマース界の圧倒的巨人アリババグループは、
mコマースの重要さを重々承知していて、
タオバオアプリ、Tmallアプリへの投資という形で
mコマースを飛躍させようとしている。
iResearchによると、中国の消費者がモバイルから購入する際、
アリババを使う割合は86.2%を占めている。
アリババは現在市場を独占しているだけでなく、
形ある商品だけでなくホテル予約や劇場チケットの予約などにも
乗り出そうとしている、とiResearchは伝えている。
以下は中国のモバイルショッピング市場におけるトップ10企業だ。
1.Alibaba, 86.2%
2.JD.com, 4.2%
3.Vipshop, 2.1%
4.Suning.com, 0.8%
5.Jumei.com, 0.5%
6.Yhd.com, 0.5%
7.Gome, 0.4%
8.Amazon China, 0.3%
9.Dangdang, 0.3%
10.Maimaibao, 0.3%
アリババは他業者を集めたハブに徹しているため、
Internet Retailer China500にはランクされない。
Internet Retailer China500上では、No.1はJD.comとなる。
Internet Retailerより引用
https://www.internetretailer.com/2015/03/04/mobile-shopping-more-triples-china-2014
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