こんにちは、武藤です。
米国や欧州のAmazonの倉庫に在庫を置く、
FBA販売には多数のメリットがあります。

海外FBA販売のメリットの一例
・無在庫に比べて高く売れる
・配送日数が短いので売れやすい
・関税の心配が無く売れやすい
・発送の手間が省ける
・発送コストの削減

最近では無在庫販売からFBA販売に
シフトをされるセラーさんも増えています。

とはいえ、無在庫販売を手がけない、
もしくは辞めてしまうのはもったいなと感じています。

なぜなら、無在庫販売は海外販売において、
大きなメリットのある販売手法だからです。

商品を仕入れずに販売をして、
商品が売れたら仕入れて発送をする。

基本的には入金が先で支払が後になる、
これが無在庫販売の一番の魅力です。

出品商品の管理には手間がかかりますが、
念入りなリサーチは不要です。

100品を出品するよりは1,000品、
1,000品よりも5万品を出品したほうが売上は増えます。

数万品を出品して売れないケースはほとんどありませんが、
100品未満の出品で成果を上げるのは難易度は高いです。

一方で、1,000品程度の出品をされるケースでは、
成果をあげられる方とそうでない方の差が開いています。

1,000品未満で成果を挙げられた方のケースは、
なにかヒントになるかもしれません。

1.特定のメーカーの商品だけを徹底リサーチ
最新モデルもいち早く出品し、
発売日まで30日を切ると予約販売をスタート。

2.特定ジャンルの中古商品だけを出品
高ランキングの商品の中古商品だけを出品。

3.高額商品だけを出品

4.重量級の商品だけを出品

これらは、大量に無在庫販売を行うセラーや、
FBA販売セラーが網羅しにくい点をついた戦略です。

これ以外にも手法はありますが、
出品できる商品数に応じて戦略を組み立てて行きたいですね

P.S

海外で日本製品を販売する際に、
価格以外で勝負をするのはなかなか難しいことです。

特にAmazonのようなマーケットでは、
お客様が見るのはショッピングカートに表示される値段か、
最安値のセラーぐらいです。

とはいえ、こうした市場でも、
価格の修正は慎重に進めていきたいものです。

最近増えてきたのが、無在庫で売れない商品を、
利益が消える極限まで価格を切り下げるセラーさん。

残念ながら、売れない商品は
どれだけ値下げをしても売れません。

売れている商品は値上げしても売れますし、
複数名のセラーがいても売れる商品も数多くあります。

原価の3倍、5倍といった値付けで
商品が動かない(売れない)のであれば、
価格を調整しながら売れる価格帯を探るのはありだと思います。

とはいえ、粗利の低い商品について、
すぐに売れないからといって、
他のセラーよりも安い価格で販売をしようとするのは危険です。

なぜなら、価格の引き下げ販売には、
これらのデメリットがあるからです。

1.価格の引き下げで【セラー本人】の利益が減少
2.相場が切り下がることで【全セラー】利益の総額が減少
3.無在庫販売はリスクが低いとはいえリターンが無くなる

無在庫販売で継続的に利益が得られている商品や、
複数名のセラーがバランスよく販売を続けている商品も
もちろんあります。

とはいえ、ランキング上位の商品で、
値下げ競争が勃発しているのは非常に残念なことです。

私は全商品について赤字を出さないための、
独自の最低価格ファイルを更新しています。

他のセラーよりも低い販売価格や、
最低出品価格以下には修正しないようにしています。

誰よりも安くする販売方法には、
メリットがないのでほどほどにしましょう!

幸運にも価値ある商品を多数持つ日本、
安値で叩き売らないで一定の粗利を確保して、
末永くビジネスを継続させていきたいですね。

ノマドエクスポーター アマゾン海外販売編