長く物販を続けていれば、
いつも上手くいくことばかりではありません。
今日は私の失敗談をお話します。

2012年、バイマの運営会社であるエニグモがマザーズに上場したタイミングで、
出品アカウントが次々閉鎖されるということがありました。

”エニグモ上場の乱”です。
理由の説明は一切ないので、原因はわかりません。

その後、しばらくバイマは出品できなかったのですが、
今年に入ってからのこと、突然アカウントが復活しました。

以前出品していたときに、
売れていたブランドを扱うのが一番確実だと思いましたが、
違う角度での出品を考えました。

出品したのは、
『バイマの顧客層とはターゲットが外れているが、
バイマ上でのライバルがほぼいない商品』
です。

ネットショップでは月商約120万、
ヤフーショッピングは月商80万の売上の商材ですので、
この1/4程度の売上を予測していました。

しかし、期待を裏切る結果となりました。
すでに、タイトルで答えが出ていますが、
588商品登録して、二ヶ月間の累計売上個数はわずか『1個』。

他の媒体で証明されているとおり、
商品そのものの需要が高いことは間違いないので、
バイマとの相性が悪かったようです。

とはいえ、
もちろん自力で登録したわけではなく、
アウトソーシングです。

自分で行った作業は、指示書作成に約1時間、
かかったコストは登録の外注費用30円×588個=17640円ほどにすぎません。
一個売れた分は4000円ほどの利益になったので、
それを含めればさらに損失は小さいですね。

バイマで販売するなら、バイマで販売実績がある商品を扱う方がいい
という当たり前のことを再確認しましたw

今回のようなケースは別に失敗だと思っていません。
私は色々な物販に取り組んでいるので、
器用に見えるかもしれませんが、
いつでも何をやっても100%成功しているわけではありません。

すこし上手くいかない位で簡単に諦めないことです。

例えば、これが、物販初心者だとしましょう。
自力で登録し、588件登録しました。
二ヶ月かけて1個しか売れませんでした。

「バイマは稼げない!」そう思ってしまうのも無理はありません。
さらに拡大解釈して、
「輸入物販は儲からないんだ!」
と考えてしまうことも想像できます。

本人としては、一生懸命やったつもりでも
物販全体からみれば、
極僅かな狭い範囲のことしかやっていないことも十分考えられます。

はじめから100発100中でうまくいくなんて考えないことです。

とにかく早く取り組むことも大事で、
できるかなー、
売れなかったらどうしようー、
こんな風に悩んでいる時間は無駄です。

私の今後のバイマへの取り組みですが、
別の商品で試してみるものの、気合入れてバイマで売るぞー!
という気はありません。

バイマは流通金額が、楽天やアマゾンと比べても小さいので、
天井値も低いことがまず一つ。
CSV更新機能も中途半端です。

法人アカウントであればCSV登録に対応していますが、
件数制限もありますし、画像は一個一個
手動アップしなければいけないという残念な仕様です。

他モールとの連携もイマイチです。
楽天、カラーミー、ヤフーショッピング、DeNAショッピング、Qoo10
に対応した受注・在庫連携のサービスは複数ありますが、
バイマに対応したサービス見当たりません。

システム会社もあえてニッチな媒体なバイマに対応する気はないようです。
バイマはAPI自体公開していないと思われます。

突然アカウント停止し、理由を一切説明が無いのも難点です。
例えばAmazonならアカウントに問題がある場合、
注意や警告がありますが、バイマはまともに説明すらしません。

デメリットばかりあげてしまったので、
メリットも伝えておきます。

楽天でブランド品を扱おうとすると、
非常に審査が厳しく販売できる状態になるまでが一手間かかります。

Amazonではファッションブランド品は
集客力が強いとは言い切れません。

ヤフオクで販売しようとすると、
「ヤフオクで出品中のブランド品は大量に偽物が流通している」
というバイアスがかかっているため、相場が上がりにくい傾向があります。

これらのことから、
バイマはファッションはブランド品を扱うには適した媒体であると言えます。

ただし、やはり総合的に考えて、バイマに力を入れて運営するつもりはありません。
片手間で適当に運営して、小銭稼ぎになれば、いいかなという程度です。

上記にあげたデメリットもありますが、
一番の理由としては、ファッションブランドを扱うことに、
さして興味がないということでしょうか。

やりたくないものを無理してやる必要がないというのが私の考えです。
より興味のあることに取り組んだ方がモチベーションも上がります。

この媒体に注力する位なら
他に媒体を伸ばす事を考えた方がより大きな成果になるでしょう。

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