こんにちは、柿沼孝弘です。
今回は、ツール導入に関しての話です。

先日、スタッフから
「いま会社で使っている国内販売用の受注管理ツールを
アップグレードしたいんですが」
という要望が僕の方にありました。

普段、僕はスタッフからの提案を基本的に否定しません。
(これは僕が「会社はひとが作る」と思っているところによるのですが。)

しかし、今回は
少し考えて欲しいと思った事があり
「ちょっと待って」と言いました。

僕が何が気になったのかと言うと
導入を提案したスタッフが
「コスト感覚」を持っているのかという事です。

今回のツールのアップグレードには15,000円かかります。

そして話を聞いている限りアップグレードをする事によって
日々の作業が軽減されるだろうという事も想像ができます。

しかし、スタッフの話から伝わってこなかったのが
「何時間の作業が軽減される事が予想出来るか?」
という事です。

例えば15,000円のツールを導入して
月間に5時間の作業を軽減出来たとします。

この場合
アルバイトの時給を1000円とすると
単純に10,000円経費が増えていますね。

一方で
25時間の作業を軽減出来るのであれば
10,000円経費を削減する事が出来ます。

僕らは小さい規模のビジネスをしているので
そこまで厳密に計算する必要はないのですが

ざっくり
「楽になりそうだからツールを導入」
と考えるだけではなく

「月に●●時間の作業が軽減されるだろう」
といったん数字に置換えて考えてみましょう。

じつは、無料のツールでもそれは同じです。
無料のツールでも導入するには
インストールや設定をしたり
使い方を覚えたりと導入コストがかかります。

いざ導入してみたけど
実際に削減出来た時間は月に数十分であれば
あまり効果があるとは思えません。

ツールの導入前にはコスト計算をしっかりしてみましょう。

それでは、また!
今回も、最後までお読み頂きありがとうございました!

輸出入ビジネスで自由を手にする方法