イスラエルによる民家への爆撃が続く中で、
ガザのパレスチナ人は誰もが眠れない日々を送っている。

自分の子どもたちの安全を気にする親たちなら尚更だ。
ガザのイスラーム大学の教授である
ナズミー・アル=マスリー氏もそのうちの一人。

彼には5人の息子と娘が1人いる。
子どもが6人というのはガザのパレスチナ人の家庭では
平均的な数字であるという。
ちなみにガザの人口の45%が14歳以下の子どもたち。

彼が「What does it mean to be a Palestinian father」
(パレスチナで父親であるということの意味)で
書いた記事の一部を紹介する。

子ども達から彼に投げかけられた問いがずっしりと重い。

8才の息子より
・パパ、イスラエルの戦闘機がぼくたちの家に爆弾を落としたら、
 ぼくたち、どうなるの?

・パパ、ぼくたちの家が爆撃されたら、ぼくたちどうなるの? 

・パパ、ぼく、イスラエルに殺された
 ほかの子たちみたいに死にたくない

・パパ、テレビで見た子どもたちみたいに、
 ぼくのからだがバラバラになるなんていやだ

・パパ、イスラエルがぼくたちの家を爆撃して、
 ぼくたちの何人かが生き延びたら、ぼくたちはどこに行けばいいの?
 どこで眠ればいいの?
 
・パパ、イスラエルはなぜ、
 何の罪もない人たちでいっぱいの住宅を標的にするの?

・パパ、イスラエルはなぜ、
 こんなにたくさんの子どもや女性を殺すの?

・パパ、今は夏休みだよね、
 私たちは無理やり自宅に閉じ込められて、
 夏休みを楽しめないのを、いやいや受け入れているけど、
 どうしてパレスチナ人は誰もが、
 自宅や寝室にいてさえ、安全ではないと感じているの?

・パパ、イスラエルは私たちをどうしたいの?

また16才の娘は悲しそうに、打ちひしがれた声で言った。
「パパ、私が気が狂いそうになるのは、ほとんどすべての国の政府が、
こんな戦争犯罪や人権侵害に対して、
何も聞こえないかのように注意を払わないこと」

ちなみにガザの人口の45%が14歳以下の子どもたち。
ユニセフによると
8月4日時点で、これまでにガザで殺害された子どもたちは392名となった。

mondoweissより引用
http://mondoweiss.net/2014/08/what-palestinian-father.html
[翻訳:岡 真理]