音の専門家であるジュリアン・トレジャー氏が説くのは
魅力的な話し方について。

普段私たちは対話をする際にあまり声(音)に気を配ることはありませんが、
無意識の内に相手を不快に、あるいは退屈にする話し方をしてしまいがちです。

それは、たとえば噂話であり、批判であり、またネガティブな発言であり……
誰かと対話する際、その発言をまったく気に留めなければ、
トレジャー氏が「話者の7つの大罪」と呼ぶ禁忌を犯してしまうことでしょう。

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人を惹きつける話をするためには、
honesty(正直さ)・authenticity(素直さ)・integrity(誠実さ)・love(愛)
の4つの要素が不可欠であり、
その上で「声」をうまく使うことが大切です。

言葉はその音量や音域、ピッチ、ペースなど細かな変化によって印象を変えます。
うまく話すということは、声をうまく使い、聞き手の興味を掻き立てることなのです。
どんなに素晴らしい話・正しい言葉でも、相手を思いやる気持ちがなければ響きませんし、
単調な語り口ではつまらないですよね。

話すということはあまりに身近すぎてあまり深く考えることはありません。
しかし、「声」という「音」を意識的に捉えることで世界は変わるはずです。

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誰もが意識して美しい声(音)を発し、それを意識的に受け止めるようになれば、
きっと今よりももっとお互いのことを理解できるはずです。

トレジャー氏のこのプレゼンはまさに話者のお手本そのもの。
人を惹きつけてやまない素晴らしい話し方.を体感してみましょう。

TED Ideas worth spreading* より引用