こんにちは、武藤です。
今回はアカウントのパフォーマンスを取り上げてみたいと思います。

Amazonアカウントのパフォーマンスとは
高いにこしたことはないけど低ければ低いなりのデメリットがあります。

例えばCustomer Satisfaction(顧客満足度)は
悪化してもお客様は気が付きませんが
悪い評価を受け取ったり
クレームが発生したりするケースが良くあります。

特に顧客満足度を落とす大きな原因が以下の2点です。

・セラー都合の注文キャンセル
・出荷遅延

特に無在庫販売を行っているとこのあたりの評価を落としがちです。

これらの指数が悪化するとまずいのが
アマゾンによるアカウントの審査やサスペンドを
引き起こす可能性があること。

私がアマゾン海外販売をスタートした直後も
ほんの数件の注文キャンセルで
アカウントをサスペンドされたりもしました。

ビジネスをスタートした直後は
アカウントの一時停止も影響は限られています。
ところが、売上が増えるにしたがって
サスペンドの影響はどんどん大きくなります。

そこで、パフォーマンスの悪化をどう食い止めるのか?

まず、セラー都合のキャンセルについては
これが頻発するようであれば
出品商品の選定基準を見直す必要があります。

キャンセルが発生した際に
ただ運が悪かったと片付けず
再発を防止する施策に落とし込みます。

SOHOさんの力を借りるのか?
自作システムの抽出条件を変更するのか?

たとえば現在5万点の商品を出品して
キャンセルが相次いでいるようであれば、
出品点数を極端な話、1万点に絞ることで
クセのある商品の出品を減らせるかもしれません。

また、もう一つの対応策が
悪い評価を良い取引で薄める方法です。

キャンセル率や発送遅延率は共に比率で計算され
母数の取引件数を増やすことで評価の改善が可能です。

ランキングの高い低価格商品を
数多く販売することで評価率は改善します。

例えば、クリスマスシーズンにおもちゃを
販売するには以下の条件を満たすことが必須です。
(条件等は変わる可能性がありますのでご注意!)

1.10月のセラー都合の発送前のキャンセル率が1.75%以下
2.10月の出荷遅延率が4%以下
3.11月1日時点の注文欠陥(不具合や問題)率が1%以下

また、Amazonでは2日以内の発送が求められます。
商品毎にハンドリングタイムを設定するなどして
しっかりと余裕をもって発送したいですね。

ノマドエクスポーター アマゾン海外販売編