イギリスのブリストル空港と市街を結ぶ新しいシャトルバス、
非常にエコなバスなのですが、「”Poo Bus”(ウンチバス)」なんて呼ばれているんです。

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理由は、一目瞭然。
このバスの側面にトイレで用を足す人のイラストが大きく描かれているから。

実は、このバスが人の排泄物を含む生活用水や生ごみから作られる
「バイオ燃料」を使用した非常にエコなバスなんです。

反対側の側面には、残飯を捨てる人のイラストが描かれており、
注目度は抜群。
このバスをきっかけにして、バイオ燃料に関心を持つ人もたくさんいそうですね。

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でも、生ごみや排泄物が原料となると気になるのが燃料や排出されるガスのにおい。
ちょっとくさいのでは?
なんて思いがちですが、燃料にする工程で不純物が除去されるので、
使用時はほぼ無臭で使用できるそう。
排気ガスの排出量も、一般的なディーゼルエンジンよりもずっと少ない、
エコな燃料なんです。

こうしたバイオ燃料を使用した車両は世界中ですでに実用されていますが、
ここまでストレートにバイオ燃料を使用していることをアピールするバスは恐らく世界初。

一度見たら忘れられないPoo Busのデザインは秀逸ですね。

このバスを運行している会社は既に一般家庭の下水管から直接ゴミを回収し、
燃料を作り始めています。

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ちなみに、このバイオ燃料は1年に排出する食品の廃棄物や汚水1人分で
バイオバスは約60キロの走行が可能だそうです。

TABI LABOより引用