中国関連アパレル製品の実態と対処法 前編
からの続きです

前回は
タオバオで販売されているアパレル製品の、
縫製の悪さについてお話ししていました。

今回もその話題の続きとなります。

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次は、こちらの商品です。

これは、アパレル商材を考えている方は、
見たことがあるかも知れません。

楽天やヤフオク等で
かなり売れ筋のサロペットパンツです。

これの実物はこちら・・・ではなく、
これもタオバオの画像です。

ただ、実物も全体像はこんな感じです。
問題は縫製です。

見てみます。

まずは、上の写真の
「ロールアップ」のヒモの部分。
こんな感じです。

かなりな、雑さ加減です。
しかも付け根が、取れちゃいそうです。

次に後ポケット。

赤丸のところ。穴があります。

これは、穴が空いてしまった…
のではなく縫製時に空けた穴です。

どういうことかというと、
昔は焼き目と言って(この場合はポケット)
位置の目印を付ける為に、空けた穴なんです。

今の日本の縫製ではやりませんが、
昔はやっていたようです。

中国では、今もこのような
やり方を行うケースがあります。

次はこちら。

これは、股部分の裏面です。
もうむちゃくちゃです。

縫いっぱなしや横へ縫製が移る場合も、
そのまま糸が繋がったままで移動してます。

なので、糸が繋がっているので、
着用する際に引っかける恐れもあります。

また、ここでは省略しましたが、
ボタンの穴がボタンより小さいこともあります。

なので、中国のアパレル製品を
仕入れて売る際には右から左
という訳にはなかなか行きません。

相当のクレーム覚悟が要りますね。

総じて中国の(ノーブランドと言われる)
アパレル製品はこんなものです。

て、単純にこんなんですよ。
ということでは終われませんね。

じゃぁ、このような製品はどうすればいいか?

方法は、いくつかあります。

■自分で処理する(糸や縫製不良を直す)
■業者に依頼する

自分でやればコストも掛からないし、
縫製の勉強になっていいと考えられれば、
やると良いでしょう。

業者に依頼するというのは、
どんな所に頼めばいいか分からない。
そのことも問題かも知れません。

アパレル商材で転売をお考えの方は、
一度、調べてみると良いでしょう!

また、余談ですが私の勤めていた先では、
こういった製品をサンプルとして
いくつか仕入れて、

売れる製品については、
自社工場で作ったりします。

実際、他にもそのように
している会社も見られます。

とは言え、技術管理をちゃんとしないと、
自社工場や委託で生産と言っても
やはり縫製の問題はついて回ります。

今回は、なんだか
「アパレル製品は
難しいから止めた方がいいよ」

というような感じの内容かも
知れませんが一概にそうではありませんよ。

慣れてしまえば、
チェックすべき要点も分かりますし、
ちょっと手を加えてやれば
十分なレベルになります。

要はやり方。
考え方ですね。

タオバオの歩き方:中国オークション仕入れでヤフオク転売:在宅で稼ぐ!