突然ですが、どのくらいの頻度でお墓参りをしていますか?

お墓がどれだけ近くにあるかによるでしょうが、
大体の人はお盆や年始年末など、
まとまった時間がとれるときに年数回、
といった感じではないでしょうか。

イタリアのアプリディベロッパーが開発した
「RIP CEMETERY」というアプリは、
お墓参りに行きたくても時間がとれない人に
ちょうどいいアプリかもしれません。

このアプリでは、アプリ上に故人のバーチャルお墓を開設。
そこにお参りできる人を設定し、
故人と親しかった人が故人を偲べるようにします。

アプリ紹介動画

また、以下のような機能を設置し、
より「お墓参り」ムードを高める予定だとか。

・バーチャルお墓にバーチャルのお花を供える機能

・足跡的にハートマークを残す機能

・故人へのメッセージを残す機能

・写真やビデオを備える機能

・墓石のデザインを選ぶ機能

「お墓参りまでバーチャル化しなくても…」
と眉をひそめる人もいるかもしれません。

ただこの発想はふざけたものではなく、
案外切実なニーズに基づいたものなのです。

日本では火葬のあと、遺灰を家族のお墓に納骨するのが一般的。
しかしヨーロッパなどの他地域では、
遺体を棺に入れて土葬するのが主流です。

そうなると、お墓にかなり広いスペースが必要になるため、
経済的な理由から土葬を断念し、火葬をして
お墓も作らないケースが増えているのだとか。

そんな場合、故人の家族や友人たちに、
なんとか故人を偲ぶ場を提供しようというのが、
イタリアのアプリ開発者の発想の原点だそうです。

また、実際にお墓がある故人の場合でも、
「誰が次にお墓の掃除に行くのか」といった
実用的な管理ツールとしても使えます。

もし万が一大切な人が亡くなってしまったら、
あなたはこのアプリ、使ってみたいですか?

RIP CEMETERY公式ページ
http://www.ripcemetery.com/#compatibilityPage

ガジェット通信より引用