消費者はオンラインショッピングを送料無料にしている。
これは、comScoreによって実施されたオンラインショッパーの
動向調査によって明らかになったUPSのことだ。

実に93%に上る顧客が送料を無料にするために、いくつか行動を取っている。
それは、カートに商品を更に追加する(58%)ことから
遅い配送を選択する(50%)、割引コードを検索する(47%)までに及ぶ。

消費者の80%以上が送料を無料にするために
通常よりも2日遅い配送を選んでおり、
3分の1の人が通常より5日以上遅い配送を選んでいる。

このことから分かるように、配送料が配送時間よりも
勝っているということに注目しなければならない。

安くなる、場合によっては無料になる場合に限り、
人々は、このような遅い配送を選ぶ傾向にある。

また、顧客が商品を購入するかどうか決定する際、配送料が大きな要因となる。
予想よりも配送料が高かったことで購入を止めたことがある顧客は、58%いる。
そして、無料配送を選ばずに購入する顧客は半分いる。

配送会社は、eコマースに即日配送や翌日配送の
需要があるという考えに否定的だ。
そしてこの新しい調査がそれを裏付ける形になった。

即日配送は直ぐに得られる喜びがあるが、
ほとんどの顧客は進んでその送料を支払うことは無い。
一般的に、ほとんどの小売業者が費用を負担したくないので、
即日配送は送料が高い。特に郊外は高い。

UberやGoogle、Amazonのような企業は
配送を速くする独自の配送サービスを試みている。

オンラインで3ヶ月間に最低でも2度購入している
5800人を対象としたUPSの年間米国オンライン顧客調査では、
商品を返品したことがあるかどうかという質問を毎年調べている。

返品したことがあると答えた人は2012年が51%だったのに対し
2014年には62%にまで増えている。
そして、70%近くの人が返送無料が返品するきっかけになったと答えている。

消費者のオンラインショッピング満足度は
ある程度一定状態を保っているが
求める水準は高くなってきている。

購入時のカスタマイズ化やチャット機能での
返品の手軽さといったことが、現在は重視されている。

THE WALL STREET JOURNALより引用
http://blogs.wsj.com/corporate-intelligence/2014/06/10/online-shoppings-hottest-product-free-shipping/