eBayは地元密着型の配送制度を整備し、
現在出品者の多くを占めている
中小小売業者に対し配送の選択肢を増やす。

eBayLocalの長Tom Allason氏が11月20日にコメントした。

BestBuyやToy ‘R’ Usなどの大手がやっているように、
オンラインで注文した商品を顧客に
最寄り店で引き取ってもらう方式で、
年商10万ドル以下(約1千2百万円)の小規模出品者もこの対象になる。

これと同時に5ドルでの同日配達をうたっていた
アプリeBayNowは近日廃止し、
同様の機能をeBayのモバイルアプリやWebsiteに取り込む。

Allasonによるとオンラインで注文し、
小売店で商品を引き取る方式が米国で注目を集めている。
これはコストが高すぎて最大手のAmazonやGoogleですら
利益を出せないというう同日配達の問題の解決策と見られている。

eBayは来年、マーケットプレース部門を
現在の決済部門PayPalから切り離す準備をしている。
これと平行して小売業者を引きつけることに注力しており、
今年末までに25都市で同日配達をする計画も発表した。
だが現在はニューヨーク、サンフランシスコと
ベイエリア、ダラスとシカゴに限られている。

去年eBayはAllason氏自身が所有する
英国の同日配送スタートアップ、Shutl社を買収、
出品業者と地域の配送会社を結びつけた。

米国でこれまで運転手に頼っていた
即日配達をShut方式に切り替え、
具体的な数字は伏せているものの、
配送コストをかなり減らしたとのことだ。

Shutl社を使って英eBayが行っている
クリック・アンド・コレクトサービス
(オンラインで注文した商品をeBay提携Argosの店舗で引き取る)を
米国、ドイツなどでも近く開始することが検討されている。

entrepreneur.com より引用
http://www.entrepreneur.com/article/240006