Facebook は7月中旬、ページの投稿や
News Feed に「購入ボタン」を付け、
会員がFacebookにいながら
パソコンや携帯端末で買い物できる仕組みをテスト中と発表した。

現在テストに参加しているのは中小企業数社だが、
普段、内部の出来事を公にしたがらない
Facebookらしからぬこの発表には、
「購入ボタン」の将来の本格導入への
同社の意欲がうかがえる。

このテストは最近Facebook のページや広告への
会員のアクセス(オーガニックリーチ及び有料リーチ)が減り、
企業にとってFacebookの重要度が減りつつ在る事実と無関係ではない。

サイトを離れずに簡単に買い物できるしくみは、
企業に便宜をはかり、Facebook離れを防ぐ手段とも言える。

米Facebookはテストのフィードバックが集まったら
「購入ボタン」についてもっと情報を明らかにすると言う。

また近い将来、テスト参加企業を増やしたいという意向も示したが、
本当にそうなるかは定かではない。

News Feed のデザイン刷新や、グラフサーチなど、
Facebookで新しいことが動き出すには
かなりの時間がかかっている。
「購入ボタン」もその例外ではなさそうだ。

Facebookは「購入ボタン」の導入で何を求めているのか
?Webpromewsの Josh Wolford氏によるとその答えは2つ。

まずは会員の支払い情報。
Facebookは支払いを安全確実なものにするために、
顧客がFacebookに明かすクレジットカードや
デビッドカードの情報を他の広告主とは共有せず、
次の買い物のためにその情報を保存するかどうかの選択肢を
会員に選ばせているが、
多くの支払い情報が獲得できることは確かだ。

次に広告収入。
News Feed が売上増につながることがわかれば
Facebookに広告を出すことが企業にとって魅力的になり、
広告数が増えることはまちがいない。

後半に続く。

webpronews.comより引用
http://www.webpronews.com/big-social-networks-are-looking-to-help-you-better-sell-online-2014-07