メールマーケティングビジネスを展開する
Experian Marketing Servicesの調査レポートによると、
ソーシャルメディアサイトからの小売サイトへのアクセスは、
2013年3月時点で、総アクセス数の7.72%を占めているという。

これは、多数の小売業者が、メールキャンペーンで
ソーシャルメディアを活用しているからだ。

企業のマーケティング担当者の96%が
プロモーションのメールにソーシャルメディアを活用している。
写真共有サイトPinterestはプロモーションにおける
ソーシャルメディアブーム効果で、
2013年には、前年比で過去最高の成長を達成した。

Experian Marketing Servicesのゼネラルマネージャー
Bill Tancer氏は、「まだまだ検索が優勢なものの、
Facebook、Pinterest、YouTubeなどのソーシャルメディアは、
顧客を運んでくる重要なソースとなっています」と述べている。

では、具体的にどのようにメールでソーシャルメディアを
活用しているのだろうか。
レポートでは、アメリカの靴デザイナーおよび販売業者である
Steve Madden氏の例を挙げている。

氏は、メールのヘッダにInstagramのハッシュタグを表示している。
ハッシュタグは、写真にタグ付けするようにユーザーに促している。
ユーザーが写真にタグ付けすると、ユーザーの写真が
ブランドのホームページに掲載されるようになっている。

このハッシュタグキャンペーンは、
ソーシャルメディア上で購買意欲のある顧客を刺激し、
ファンやフォロワーのアドバイスを通じて、
新製品をアピールする効果的な方法だとレポートは指摘している。

Experianの調査では、2012年から2013年の1年間で
過去最大のアクセス数を達成したのはPinterestで、
次がInstagramであった。

また、Amazon.comはPinterest、Facebook、YouTubeの
3大ソーシャルネットワーキングサイト経由で最も訪問者が多い。

この調査は、世界各国を対象に行われた。
その結果、ソーシャルメディアの活用が一番多かったのは
アルゼンチンだった。

アルゼンチン人は、1日にインターネットを使用する時間の半分を
ソーシャルメディアに割いていることが分かった。

また、ソーシャルメディアに割く時間が高い平均値を示しているのは、
タイ、インドネシア、インド、シンガポール、中国、韓国、
日本などのアジア太平洋地域であった。

EnterpriseINNOVATIONより引用
http://enterpriseinnovation.net/article/social-media-driving-more-traffic-retail-sites-869929900