アマゾンによるカート獲得時の戦略 その4
からの続きです
今回が最後になります。
前回、前々回と非常に長く
続いてしまいましたが、
実際の「Amazon.co.jp」との
値下げ競争の様子を
お伝えして来ました。
最後は値下げに関しての考え方や
ツールによる対応方法について
説明していきたいと思います。
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値下げは「Amazon.co.jp」も
利益を減らすことになります。
たとえば、仕入れ値に対して、
何%までしか値下げしないとか。
おそらく、こんな仕組みに
なってるんだと思います。
■「Amazon.co.jp」には勝てるのか?
仕組みさえ理解できれば
カートボックスを獲得できるので
十分に勝機はあります。
たとえ価格の下げ合いに
なってしまっても
その途中でカートボックス
が回ってくることもあるので
そのときに注文が入る可能性もあります。
また、「Amazon.co.jp」よりも
安い価格で出品されているので
メインショッピングカートが
獲得できていなくても、
商品詳細ページの
ショッピングカートボックスや
「こちらからもご購入いただけます」
ボックス内から注文が入ることもあります。
最終的にには、
値下げはある時点で止まり
カートボックスが
獲得できるようになるので
売れなくて不良在庫に
なってしまうこともありません。
ただ、値下げ幅が大きいと
赤字になるかもしれないので
見込み利益が少ない商品は
仕入れを避けた方が懸命です。
■価格改定ツールで「Amazon.co.jp」
との値下げ合戦を制する
価格競争の例で上げたように、
価格の下げ合いが
延々と繰り返されることも
珍しくありません。
これを、その都度全部、
手動で価格改定すると
ものすごく時間を取られてしまいます。
手動でやるのは、
あくまで仕組みを理解するまで。
実作業では、
時間を取られるだけの面倒な作業は
ツールで自動化することを
おすすめします。
ということで、アマゾンの
ショッピングカートの仕組みと
価格改定の考え方について
解説しました。
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