こんにちは、武藤です。
私は海外販売を通じて得た外貨を
月に1,2度日本に送金しています。

海外の銀行から日本の銀行に送金を行うと、
送金手数料として50ドル〜70ドルがかかります。

海外の外貨建口座から日本の円口座に送金を行う際には、
この送金手数料に加えて為替手数料がかかります。

送金手数料は一定ですが、
為替手数料は決済の方法や金融機関によっても
大きく異なるので注意が必要です。

例えば、ドル円レートが90.45円としましょう。
私が普段利用する新生銀行のゴールドは、
90.07円でドルを円に変えてくれます。

この場合の為替手数料は
1ドルあたり38銭でおおよそ0.42%程度の費用です。

送金手数料を含めると、
1,000ドル送金した場合の総手数料率は8.01%!!
10,000ドル送金した場合の総手数料率は1.13%!
50,000ドル送金した場合の総手数料率は0.56%となります。

手数料の合計額でいうと、
1,000ドルの場合で約6,700円
10,000ドルの場合で10,000円
50,000ドルの場合で25,000円といったところです。

どこからドルを送って、
どこで円に帰るのかで手数料が大きく異なります。
また、さらに注意したいのが
銀行以外での外貨決済です。

日本のクレジットカードで米ドル建の支払いをすると、
クレジットカード会社の為替手数料が適用されます。
その手数料は平均1.6%+アルファと言われています。

なんと新生ゴールドの為替手数料の、
4倍にも相当する手数料がかかります。

さらに、ペイパルを利用して、
海外のお客様にドル建で商品を販売したり、
海外の税理士さんに米ドルで費用をお支払いしたり、
海外の仕入先から米ドルで商品を購入したりすると、
最低でも2.5%の為替手数料がかかります。

新生銀行のおよそ6倍もの費用です。

2.5%の手数料ともなると為替手数料だけでも、
1,000ドルの場合で約2,261円
10,000ドルの場合で22,613円
50,000ドルの場合で113,063円となります。

外貨建の決済を行う際には、
特に注意をしたいですね。

Paypalで外貨を決済する際は、
外貨残高がなければペイパルレートではなく、
クレジットカード会社のレートを利用しましょう!

Paypalで有利な為替レートを引き出す
設定方法は以下となります。

Paypalで外貨建の支払いを行う際には、
ページにConversion Optionsというリンクが表示されます。

そのページを開くと以下の2種類の選択肢が表示されます。

───────────────────────
Use PayPal’s conversion process to complete my transaction using my card’s currency.
Paypalの為替レートでカードの通貨に応じた請求を希望

Bill me in the currency listed on the seller’s invoice.
請求書に記載された通貨での請求を希望
───────────────────────

この選択肢で下のBill me in the …を選択すれば、
手数料はPaypalの2.5%から
カード会社の1.6%に引き下げられます。

私は海外のお客様と直接取引する際は、
私の銀行口座に米ドルもしくは円貨で送金してもらいます。

また、最悪Paypalで決済を行う場合でも、
円貨で請求をして決済をしてもらいます。

規模が大きくなるにつれ、
こうした手数料の影響も大きくなっていくので、
常に注意して行きたいですね。

ノマドエクスポーター アマゾン海外販売編