アートは見るものであって触るものじゃない、と思っていませんか?
でもめちゃくちゃにされるために存在するアートというのがあったとしたら?
いろんな人の手によって、元々の作品を凌駕するものができたら素敵ですよね。
今回ご紹介する作品は、「アート」の定義を変えてしまうかもしれません。
アーティスト・Doug Couplandによる2メートル超の、
樹脂とポリエステル製の彼自身の頭の彫刻。
この彫刻はバンクーバーアートギャラリーの外に、9月1日まで放置されました。
「ここにチューインガムをくっつけてください」という告知付きで。
1週間以内に、この彫刻「ガムヘッド」は人気のあるゴミ箱のような体裁に。
彼の作品はコミュニティーが作り上げた作品。
実際のところ、Doug Coupland自身が作っても結果は同じだったかもしれませんが、
それだと人の印象にはあまり残らなかったでしょう。
作品を共有することによって、アートの本当の目的、
すなわち「感情的な反応を引き出す」ことを達成したのだと言えます。
Doug Couplandは、
「最初の段階ではガムは宝石のように見えた。
次にジャズフェスティバルの間、エクセル・チューインガムの車が横付けされ、
次に熱波が来てガムが溶け出した。
今は蜂が24時間作品の周りを飛び回っている。夢のようだ」
とコメントしています。
VIRALNOVAより引用
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