知人が、こんなことを言ってました。

「父が株にハマって、やめとけやめとけって言ってるのに、
損失を出し続けてるんです」

理由を聞くと…それはもう、僕らからすれば明らかなことでした。
当たる銘柄の情報にお金を払って、その通りに買ってるというんです。

まあ…株っていうのは、
お客さんに対して直接何かを販売するわけではないですが、
結局はビジネスと全く同じこと。

お金を稼げるのは、そこに何らかの価値があるからですが、
僕らが価値を生むには、
「考える」以外の選択肢はあり得ません。

株だったら、自分にしかない深い考察をもとに、
売れる銘柄を予想することが価値になるのであって、
その情報を買った人は、何の価値も持ちません。

物販だってそう。
考えずに発送する人よりも、売れる仕組みを考えた人のほうが稼げる。

既に月100万自動で稼げるサイトを持っていて〜
みたいなのは、考えてないじゃないかっていうことになるんですけど、
それは、既に価値が存在してるだけの話。

何もリソースを持たない状態で稼ごうとするなら、
考えること以外で、価値を生む術はありません。

僕はまあ、働かずに月収100万円とか言っちゃってるわけですけども、
「なるべく手を動かさずに、時間を使わずに」
という意味であって、競合よりも、働いてくれてるSOHOさんよりも、
誰よりも「どうすれば稼げるか？」を考えなければなりません。

ある程度仕組みが出来上がれば、それ自体の価値でしばらく稼げますけど、
考えるのをやめたら、必ず衰退が待ってます。

だから最近こう…事業売却する人の気持ちがちょっとわかってきました。
手離れ手離れって言っても、自分が持ってるビジネスである以上、
完全に手離れすることなんてあり得ないからです。

だから、人に仕事を任せるときも、
まず自分で最大限考えることを放棄しちゃダメです。

人が考えてくれて稼げるなら、別にそれはそれでよくて、
自分が教育して、そういう考えられる人材を持っていた、
っていうだけの話ですけど、
それをやり過ぎると、自分が考えないことに慣れちゃうんですよね。

結果、自分から全然価値が生まれなくなる。
したらまあ、終わりですよ。

経営者は、手を動かすことじゃなくて、考えるのが仕事です。
常に考え抜く。この意識でやっていきたいですね。

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