2014年はeコマースにとってどのような年だったのだろうか。
いくつかの重要な出来事を軸に、
2014年のeコマース界を振り返ってみよう。

Play.comが楽天UKに衣替え

8月に、楽天はイギリス国内で展開していたPlay.comを
楽天UKとして再発進させた。
将来的に、ボーダーレスなオンラインショッピングを提供していきたい、
という意思の表れだろう。

2015年の第1四半期には、Play.comはマーケットプレイスをクローズし、
すべてのサイト訪問者は楽天UKに転送されることになる。

オンライン購入・実店舗受取の隆盛

小売業者が驚くほど、オンライン購入・実店舗受取の
人気が高まったのも2014年。
大手各社がオンライン購入・実店舗受取を開始したことも話題となった。

例えばeBayは小売店Argosと組み、eBayの顧客が
イギリス国内のArgosの店舗で商品を受け取れる仕組みを作った。
2015年には中小企業もこの試みを開始するのかが注目どころだ。

クロスボーダー商取引の隆盛

2014年は中国eコマース急成長の年だった。
9月にアリババがアメリカで株式公開を果たし、
その総額は1700億ドル(約20兆円)に上った。
これはアメリカの歴史上での最大額だ。

Amazonの同日配達パートナーシップ

Amazonが同日配達と実店舗受取の中間オプションを開発した。
新聞・雑誌販売を主とするSmiths Newsと提携し、
500以上のロケーションでの同日回収を可能にしたのだ。
流行に敏感な小売業者は、
この超速配達がどう出るかに注目しておくべきだ。

eBayの欠陥評価

2014年、eBayはセラーパフォーマンス、
特に欠陥評価に新基準を導入した。
eBayの欠陥評価とは、
買い手にネガティブな買い物経験を与える取引、という定義だ。

そのため基本的な考え方としては、この新基準は
最高の消費者体験を提供するセラーに報いるものだ。

消費者が、満足いかないサービスについてどんどんSNSで
コメントするようになっているため、
小売業者とマーケットプレイス両方が顧客の満足度に気を配ることが
不可欠になってきている。

Retail Timesより引用
http://www.retailtimes.co.uk/e-commerce-year-review-channeladvisor-discusses-marketplace-highlights-2014/