BUYMA(バイマ)でアパレル輸入バイヤーとして活動と聞くと、
あなたはどう思うだろうか?

以前、無在庫で販売することができる
プラットフォームとしてBUYMAを紹介した。
BUYMAを利用しているバイヤーは、
多くが無在庫における販売を行なっている。

それは在庫を抱えるというリスクがなく、
ローリスクでの販売が可能ということは説明した。

先日、バイヤーランキングのTOP20位に位置する
販売者(バイヤー)の各種数値を見たが、
上位に位置するアパレルバイヤーも
在庫を持って販売する数は極端に少ないと言える。

この点より、在庫を持ち販売することは
「強み」として転化できないだろうか。

BUYMAのアパレル市場は購入者から見れば、
日本には未入荷であるブランドや人気があるブランドを安価で購入できる
魅力的なショッピングサイトである。
その反面、購入者の手元へ商品が到着するまでには、
海外輸送の関係でどうしても時間がかかり、
約2週間程待たなくてはいけない。

反対に販売者であるバイヤーから見ると、
在庫を持ち販売が出来ない場合は
在庫を抱えることになり、
それをリスクと捉え在庫を持つ手段を控える傾向にある。

そのため、購入者は早く到着するのを希望しているが、
販売者であるバイヤーは不良在庫というリスクを避けるために
在庫販売を行なわない傾向にあるわけだ。

結論から言えば、売れていて購買需要が高い商品は
在庫を持つべきであるし、
在庫を持つことによって受注数が
大幅に上がるのが結果に表れている。

私の例をあげよう。

ある商品の需要を調べ、月に5~8個が販売されている
バッグを見つけ3個の在庫を抱え販売した。

結果、2日で完売し、急いでさらに在庫として5つ購入し、
1週間後に私の手元へ商品の到着と同時に販売再開をした所、
再び2日で5つ受注が入った。

私はさらに、追加で5個購入を繰り返した結果、
1ヶ月で15個を販売することができたのだ。

これは一例だが、売れ続けている商品であれば、
在庫を少量づつ抱えることはもはやリスクと言えない。
バイヤーとして率先しやるべきことの一つであると結論づけられる。

もちろん幅広い商品を出品する事は
BUYMAでは有効な手段だが、
在庫を持ち販売する戦略を取り入れることで
売上と利益をさらに伸ばすことができるだろう。

リスクと一般的に思われていることを、
優位性として強みに変えるアパレルバイヤーが
今後求められる。

Eコマ部