輸入ビジネスの友人と
食事に行ってきたのですが
その友人から受けた質問で

「キャッシュが無いのですが・・
 どうキャッシュを残したらいいのですか?」

このようなものがありました。

稼いでもキャッシュが残らない原因として
1番の理由は使っているからです。

散財をしているともちろん、
お金は無くなりますが
散財せずとも稼げるようになって

人と会う機会が増えて
僕の場合、人と会うためだけに
大阪から東京や福岡に。
海外にも行ったりします。

その為、旅費交通費などが掛かったり
交際費、会議費なども
稼ぐことに比例して伸びていく傾向にあると思います。
なのでまずは、使っているからです。

次は税金です。

資本金1億以下で800万円まで軽減税率などがあり
一概に言えませんが
ざっくり利益の40%が税金で納税するのです。

つまり、1,000万円利益が出たら
400万円の納税となります。
(実際はこれよりも少し低いです。)

なので税金支払い後はガクッとキャッシュが
減って当然ですね。

1つ勘違いしている人が多いので補足していると
節税をするとキャッシュが残ると
考えるのは間違いです。

節税の代表としてよく
あげられるのが保険ですね。
実際に税理士からも言われます。

保険の節税でのからくりとは
現在1,000万円利益が出ていて
400万円の保険に入ったとしましょう。

この400万円は経費となります。
つまり利益は600万円に減る訳です。

そして5年や10年後にすこ~しだけ増えて
610万円が自社に戻ってくるのです。

一般的には自分の引退時期に戻ってくるようにして
税率が優遇されている退職金として受け取る。
これもまた経費となります。

なので、自分の退職年度が明確になっている場合は
有効な節税対策となるのです。

しかし、今を見てみましょう。

保険で400万円を支払い
利益は600万円になり
税金は240万円になりましたが
実質640万円のキャッシュが出て行っているのです。

節税前は残るキャッシュが600万円。
節税後は残るキャッシュが360万円。

このように保険の節税をすると逆に
キャッシュが減るのです。

そこで救世主なのが銀行という訳ですね。
利益を出していると銀行から借入することが出来ます。

しかし、これも酷なのが
自社が何期目なのかも評価になる所です。

つまり1期終わって利益を出したからって
貸してくれる金額は少ないのです。。。

長い補足でしたが
手元にキャッシュが残っていない
主に考えられる点は

・使っているか?
・税金なのか?

この2点です。

しかし、この2点よりもキャッシュが無い
大きな原因とは物販ビジネスをしていることです。笑
お金が在庫商品になるからです。

逆にキャッシュが無駄に余っていると
物販ビジネスでは上手くいっていないという
1つの指標となります。

これも1つの罠で
キャッシュが余っていると
なぜか安心感を得れるのですが
物販ビジネスを行なっていると

キャッシュが無いことが
逆に安心できる状態なのに
恐くなってしまうのです。

もちろん、使っていてお金が無い場合は
もう少し考えないといけません。

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