アメリカでは20,000円の商品を
日本で40,000円で売っていることを
僕らはボッタクリと言っています。

ただ、2倍で売っていることに対して
ボッタクリと言ってしまうと
ボッタクリの定義がますます不明確なものになります。

自分の車を売る際に

A店の中古車センターでは50万円の下取り
B店の中古車センターでは100万円の下取り

この場合は100%の人がB店に売るでしょう。

日本と海外の価格差をボッタクリと言うのであれば
この場合もボッタクリに当てはまるのでは無いかと思います。

でも、外国企業からしてみたら
日本では高値で売れるから売っているだけなんですね。

なぜこんなことを書いているかというと

「外国企業が日本人相手にボッタクリしているのであれば
 自分はそれを利用して稼いでいるのではないか?」と

思っている人が意外に多いからです。

特に女性ですね。
多分利益額ではなくて利益率が高すぎると
自分がしていることはボッタクリではないのか?
と思ってしまう傾向にあると思います。

仕入れた物を仕入れ値で売ることは
得するのはお客さんだけで
原価で物を売られることは国も困る行為なのです。

利益が出ていないと税金が取れないですし
経済活動ではデフレを引き起こしてしまいます。

まぁ僕もそんなにたいそうに考えて居なくて
自分には価値0円であっても
ある人は10,000円出しても欲しい。と言う人と
物々交換しているだけなのです。

アイドルが使用した紙コップだって
一般人にしたら価値は0円ですが
ファンからすれば何万円も出しても欲しいわけですね。

そして購入するファンは普通の紙コップが100円以下で
売られていることはわかっています。

この事例だけに限らず
お客さんも販売者が利益を取っていることなんて
100も承知なのです。

こんなことでメンタルブロックがあるのなら
非常にもったいないことですので
今一度、利益を出すことに対して向きあってみてください。

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