メールでの質問は少ないのに
直接実際に会ったら必ずされる質問は
社員・アルバイト・外注への使い方・考え方です。

僕の会社の社員もアルバイトも外注もこの記事を
見ているので少し話ずらい話題で有るのですが
今日は話そうと思います。

まず人や外注を雇い毎月数百万円の利益を上げている
社長と話すと、たいていどの社長も
「払う側と貰う側にはギャップがある」と言います。

これには僕も同感です。
払う側としては、

大きく稼いでくれる人
赤字を出す人
勤務態度が悪い人
人として合わない人

どんな人でも必ず基本給は払う必要があります。
それは法律でも定められています。

僕の住んでいる大阪市で言うと時給786円以上は
大きく赤字を出した、全く仕事が出来ない
アルバイトにも支払う義務があります。

しかも僕らみたいな零細企業はあまり関わりは無いですが
会社が大きくなれば、日本のシステムはクビにしにくいのです。
これは人事ですが可哀想だなと思います。

貰う側からすると
黒字赤字問わず上の指示を受け入れて
時間を会社に売っている為に貰えるのが当然なのです。

そういう契約ですからね。
だからこのギャップというのは埋めようが無いものなのでしょう。

そしてもう一つ面白い話があります。
ニコニコ動画を運営しているドワンゴという会社には

去ってほしい社員の条件

1.知恵のでない社員
2.言わなければできない社員
3.すぐ他人に頼る社員
4.すぐ責任を転換する社員
5.やる気旺盛でない社員
6.すぐ不平不満を言う社員
7.よく休みよく遅れる社員

この社訓が置いてあるそうです。

この7カ条の社訓を見た時は

「なるほどな~ ITっぽく無いな。
 でもこれを求めるべきなのかな~」思っていました。

しかし創業者であり現在会長の川上さんいわく
「潰れた会社に置いてあった社訓」だそうです。

一概にこのせいだとは言えませんが
この7カ条を求めてしまうと会社は潰れるのかも知れません。
だってかなりハードルが高いですから。

具現化してみると

良い知恵を出して、言わずに動いてくれて、他人を頼らず
責任を自分で取り、やる気満々で、文句を言わず、休みも遅刻もしない社員

こんな人いないでしょ。笑

しかし、これは無理な話であり
特に責任を背負うなんて絶対無理です。

よくドラマでは金銭的失敗に対して
責任を取って辞表を出す流れがありますが
あれは責任を取る行為とは全然違いますね。

簡単に金銭的責任を取るというのは
損失を出した分、全額支払ってもらうことでしょう。
これは絶対に無理な話です。

更に一番大切な事が抜けていると思います。

それは「結果」です。
社員・アルバイト・外注・JVパートナー
何でも共通して見るべき点は結果だと僕は思っています。

逆にそれ以外は必要なくて
遅刻もしていいですし、不満たらたらで仕事してくれいても
結果が出ていれば良いと思います。

もしかしたら冷たく感じる人も居るかも知れませんが

”結果が出ていないけれど、
上記の7カ条に当てはまっている頑張っている従業員だ!”

これに経営者まで流されると
その頑張っている従業員と共倒れしかねません。
なので見るべき点は結果です。

上記の7カ条は最低限でいいのでしょう。

なぜ最低限は持つ必要があるのかというと
経営側は遅刻しても急に休んでも
結果だけを見るというスタンスでいられたとしても
他の従業員たちはそのスタンスでいられない為ですね。

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